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【夫婦喧嘩中の方必読】不機嫌な夫の価値観と不機嫌な嫁の価値観

なんでこの人と結婚したんだろう?しちゃったんだろう?って思ったことがある人は多くいると思います。

たまに一度も夫婦喧嘩したことがないなんて人もいますがその夫婦は大当たりな夫婦です。
喧嘩した方が良い夫婦的な意見もありますがしないに越したことはありません笑

今までは自分の価値観だけの一本の人生で生きてきて、それが夫と妻の2本になるんだから価値観の相違にイライラして当然です。

んじゃ、なんで結婚するんだろう?イライラするため?
そんなことを考え始めたら、「あれ?私は結婚不適合者?愛って何?」みたいな沼にどっぷり。

そんな時に出会ったのが一田憲子さんの『ムカついても、やっぱり夫婦で生きていく』という本でした。
ムカついてもって言葉が面白いですよね笑

この本を読んで、夫婦になる意味やなんで夫にだけ妻にだけイライラしちゃうんだろう?という疑問が何となく腹落ちしました。
本を読んでの感想を軸に作品中のお言葉を一部お借りして「夫婦の意味」について自分なりの考え方をご紹介したいと思います。

こんな人に読んでほしい

・夫婦喧嘩中の方
・妻/夫が不機嫌な方
・結婚の意味について考えている方

夫婦関係が悪くなると”始まり”を疑いだす

これあるあるじゃないですか?

あの時、別の人生を選んでいればなーとか、あの時のあの人とだったら違うのになーとか。本を読みながら「わかるわー」とか思っちゃいました笑

これ自体は「今」から逃げたいだけで、仮にあの時のあの人が隣にいたとしても別の人を結局は思い浮かべるのでしょうけど。

でも、喧嘩の最中はそんなことを考える余裕なんてなく「なんで結婚したんだろうか?」「なんで好きになったんだろう?」とどんどん始まりにさかのぼっていきます。

「ベストパートナーは別にいるんじゃないのか?」とか考えちゃったり。

そして最終的に「愛」とは?という哲学的なところまで行って、人を愛するって何?みたいなポエマーモードにイライラしながら突入します。

これに関しては「夫」とは「妻」とは「夫婦」とはこうあるべきという価値観が今までの一人の人生の中で無意識の中で形成されていて、それからずれればずれるほどイライラしていくんだと思います。

喧嘩がない夫婦はその価値観が奇跡的に一緒なんでしょう。それは奇跡であって、喧嘩して相手にイライラして当然です。

んじゃ、なんで人は結婚するんでしょうか?二人の人生を選ぶのでしょうか?

夫妻=1ではなく夫+妻=2だから一緒にいる。

私は今まで結婚して夫妻になったんだから、「同じ価値観を持つ」「同じ方向を見ていく」そうあるべきと自然と思っていました。

でも、何十年も自分の価値観をもって生きてきたのにそれを無理に一緒にしようとすると「は?なんでここでこうしないの?」「え?なんで面白いと思わないの?」「え!もう寝るの?」と相手が自分の意図とそぐわない行動をするたびに自分との乖離にイライラして大変になります。

このように思わない人も中にはいると思いますが、自分はそう思ってしまう人間でした。

私は理論派で事実や数字を考慮しながら行動するタイプ。

一方で私の妻は、感性で動くタイプ。

付き合っていた当時は喧嘩なんて滅多にしなかったのに、結婚してからは喧嘩をポイントポイントでするようになりました。

それは、私が「なんで自分と同じ価値観を妻は持たないのか?」という考えに固執していたからだと思います。夫婦は同じ方向を見るべきだと無意識に思っていたんだと思います。

でも、夫婦になったからと言って個と個であることは変わりありません。人生を夫妻で「1」と考えるのではなく夫+妻で「2」と考えて、相手の楽しそうなところ勉強になりそうなところをもらって自分の人生を太くしていくと考えたら楽になりました。

考えすぎかもしれませんが私はそういう人間なんです💦

妻と暮らし始めて、植物が好きになりました。サプリを飲むようになりました。お皿が好きになりました。花が部屋にあるっていいなと思いました。食材を選ぶ大切さを知りました。いろいろな影響を僕の人生に与えてくれています。

結婚する意味ってここにあるのかなと思います。

自分の人生に相手の人生を取り込む。その過程でいろいろな副作用に悩んで苦しむことがあると思うけど、そうやってジタバタしながら自分の人生をより良いものにしていくことが結婚なのかなと思います。

長くなりましたが結婚はいいモノだと思います。

あと何回喧嘩するか分かりませんが💦

色々と新しい発見があるので読んでみてはいかがでしょうか?いち読み物としてもとても面白かったです。