【個人】完全分離二世帯住宅という選択をするまでの記録

完全分離二世帯住宅にすることに決めました。

半年かけて「新築住宅」「中古住宅」「分譲住宅」「二世帯住宅」それぞれのメーカー/設計事務所などの話を聞いて迷いに迷った結果選んだ選択です。

これからゼロベースで家探しをする人はまずどのスタイルで家を持つのかといった選択が必要かと思います。

私たち夫婦がどういった形でこの決断にたどり着いたのかをご紹介させていただき、読んでいただいた方のこれからの家探しのヒントになっていただけましたら幸いです。

 

①まずはざっくりと支払える予算を決めるべき

人の金銭感覚って面白いもので千円単位でケチケチするときもあれば、何十万～何百万単位の違いがあっても許容するときがあります。

自然と「商品」ごとのあるべき価格の基準みたいなものが頭にあって、そこの基準からどれだけ乖離しているかでお金を出すか出さないかを判断していると思いますが、その価格の基準が曖昧な時が危険です。

それが「家」です。

❝こちらの物件は3500万円ですが、もうちょっと頑張ってみるとあちらの4000万円の物件もご案内できますがいかがでしょうか？❞

こんな会話が実際に住宅営業の方から普通にあります。

❝確かに、35年ローンで組めば500万円の差でも年間でみると14万円くらいで月々の支払いは1万2千円くらいしか違わないか。飲み会2回くらい断れば同じくらいだしなら4000万円でも行けるかも❞

これがマジックです。写輪眼の幻術と同じくらい厄介です。

上記の値段には土地代も家具代も外構費もその他、金利・諸経費も含まれておりません。

なのでまずは自分達がいくらまで支払いを出来るのかといったざっくりとした基準となる数字を胸に抱いてから住宅見学に乗り込んでいく必要があります。

それでないと高級物件ばかり見て目だけ肥えていきます・・・

私はSUUMOのローンシミュレーションを活用して粗削りですが予算を計算しました。

【 SUUMO ローンシミュレーション】

②家のタイプは色々と見ましょう

予算がざっくりと見えたうえで「新築」「分譲」「二世帯」「中古」どのタイプがいいのか選んでいきましょう。

私たちの家に対するスタンスは以下でした。

• アパートの家賃を払い続けるのはもったいない。
• ローン地獄は嫌だ。プライベートも充実させたい。
• 内装はできればこだわりたい。

まぁ、わがままですね・・・笑

こんなスタンスを持ちながら各種の家を見ていった時の感想が以下です。

ここは何を見学するかで個人差はあるかとは思いますが、個人的にはこういった感想を持ちました。

そんなときに新勢力登場。

【半注文住宅】

大枠の形は決まっているけど、内装だったりレイアウトなどは一緒に決めていきましょう！
的な奴。

そのメーカーさんも丁寧でほぼほぼ気持ちはこの半注文住宅に移っていました。
大体上物台で1700万円くらいでした。

でも土地がやっぱり高いんですよ・・・

安い土地はそれなりに窮屈だったり、広々としているところは1000万円以上だったり。

子どものときはここは俺の陣地！なんていって無料で使っていた地面が大人になったらまぁ高騰するわけですよ。

ここが二世帯住宅を選ぶか半注文住宅を選ぶかの分岐点でした。

二世帯住宅を選んだ理由

ネットで「二世帯」と検索すれば「地獄」やら「後悔」やらネガティブワードばかりで正直迷いました。

両親のことは好きですし、人間的にも尊敬をしています。一方で奥さんのことも好きです。

好きな人たちが今までよりも距離感が近くなることでお互い嫌いになってしまうのではないかと少し心配で正直この選択に踏み切れない自分もいました。（全部自分の勝手な妄想なんですけどねw）

ただ金銭的なメリットや、内装・装備品などもある程度自分たちの我がままを反映することが出来る上に、月々のローンの支払いも安くなることを考えると魅力的な選択でもありました。

最終的に決めたきっかけは、「WANT」ではなく「CAN」で考えることが出来たからです。

当たり前ですが何も心配なくやりたいことを全部やれて自分達だけの一軒家を持ちたいが最大の「WANT」だと思います。このWANT軸だけで考えると、二世帯は難しいかなと思います。

ただ「CAN」軸、この人たちとなら二世帯出来るかなといったところで考えると「出来る」と思えました。

あとは、奥さんが二世帯でもいいと言ってくれたのが本当にありがたかったです。

100％満足のいく家を建てるのには３回住宅を建てる経験が必要とよく言われています。

これから考え始める人は家のことだけではなく、その他にやりたいこと行きたいこと、など含めて総合的に自分たちに適した選択をしていただければと思います。