転職は裏切りなのか?
自分の転職活動を通して、ふとそんなことを思うときがあった。
今の時代、転職なんて当たり前。そんなことよく聞くけど、まだまだ地方ではなじみが薄い。新卒から定年退職までを一つの会社で過ごすことが正しいという考え方をする人もまだまだ一定数いるのがほんとのところ。
周りに転職をしている人もいなかったので、仕事を変えることへの抵抗が少なからずあった。
そう思った理由も、自分都合で会社に迷惑をかけてしまうのではないかと思ったからだ。
というか、100%迷惑をかけてしまう。
それでも、転職活動に踏み切った理由は『人は生活するために働くのではなく、幸せになるために働く』という考え方があったのと、『やらない後悔よりも、やって後悔したい』という思いが日に日に強くなったからだ。
『なりたい自分になる』という私立大学のキャッチコピーみたいな言葉も、これからの日本では重要視されるキャリア観になっていくと思う。
大企業に入っても安定した一生は保証されない時代
会社名で選ばれる時代は終わって、何をしているのか、どういった目標があるのか、そしてそれらはなりたい自分に近いのかといった所の方が重要視されていくと思う。
今までは、辞めない根性みたいなものが美化されていたけど、それだけじゃなくて、辞めてもっと良くしてやるという根性もこれからは尊重されていく。
会社都合じゃなくて自分都合でもっと考えてもいいんじゃないかと思う。
そうすれば結果的に良い会社が増えていく気がする。
だから、転職をすること自体は会社への裏切りなんかじゃない。
幸いなことに、自分の場合は会社の先輩たちも背中を押してくれた。
本当に良くしてくれた会社だったから、ちょっと後ろ髪ひかれる思いもあるけど、次の会社でも頑張っていこうと思う。