人生は平日と休日の2種類の日で構成されています。一般的な社会人の平均年間休日が120日。つまり、1年間の2/3が平日で1/3が休日です。これは人生という長いスパンで見ても同じです。
平日に何をするかは人それぞれ環境によって違いますが、休日という何もしなくても良い日に何をするかによって人生の約3割の充実度が左右されているといっても過言ではないということです。
そんな休日の過ごし方を語るにおいて近年少しづつ日本で注目を集めている休日の過ごし方がデンマーク発祥の「コロニーヘイヴ」での生活です。
今までの日本にはなかったコロニーヘイヴでの休日の過ごし方についてご紹介します。
- コロニーヘイヴとは?
- コロニーヘイヴの楽しみ方
①コロニーヘイヴとは?
コロニーヘイヴとは集合体を意味する「コロニー」と庭を意味する「ヘーヴ」で”コロニーヘイヴ”です。字の通り、庭の集合体のことを言います。日本の家庭菜園に近いイメージですが特徴的な点としては軽い食事ができるくらいの小屋がセットでついています。これらはデンマーク発祥の文化です。
デンマークでは休日になると家族で自分のコロニーヘイヴに足を運び、野菜の世話をしたり、小屋で食事を楽しんだり、昼寝をしたりして楽しむそうです。
お金持ちの過ごし方みたいですが、デンマークでは国として補助が出ていてごく一般的な家庭にも浸透している過ごし方だそうです。
なんか羨ましいですね。
②コロニーヘイヴの楽しみ方と日本での広がり
楽しみ方も自由です。小屋の外観や内装をDIYしたり、友人を呼んでバーベキューをしたり、近くの庭の人と交流を深めてお互いの小屋を行き来したり。
今の日本だと土地という土地を縫うように家を建てて庭がないなんていう家も多くありますし、あっても駐車場としての扱いがメインで庭を楽しむなんて精神が希薄化しています。
ただ、地方の過疎化から地方の開疎化に移行しローカルの魅力といったものが見直されている中でこのコロニーヘイヴで週末を過ごすという考え方は今後の日本でも大いに需要のあるものだと思います。
実際にNPO日本コロニーヘイヴ協会なども設立されて小田原などでは実践されています。
休日をどう過ごすかの一選択として今後の日本でのコロニーヘイヴの動向に注目です。