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【服飾学生必見】モードな服って誰着るの?モードはデザイナーの主張の塊。

出典:https://girlschannel.net/topics/856077/

モードとはフランス語の「mode」が語源とされており、「流行」を意味する言葉です。ただ一方で“モード”と聞くと流行りというよりも数歩先を行く自己主張の強い印象を受けます。

本記事ではそんな「モード」という言葉に秘められた意味をモードの対局にある「リアルクローズ」という言葉と比較してご説明します。

目次
  • 服は「モード」と「リアルクローズ」に分かれる
  • モードがトレンド化してリアルクローズ化した服

服は「モード」と「リアルクローズ」に分かれる

よくパリコレとかのファッションショーを雑誌・テレビで見てあれって誰が着るの・・・・?もはや布ないやん・・・?(汗)絶対玄関に引っかかるじゃん・・・涙

みたいなこと思ったことないですか?笑 それがいわゆる「モード」な服と呼ばれます。

それに対して、私たちが普段着ている着やすい服は「リアルクローズ」な服と呼ばれます。

モード:”今までにないのもの”で一番良いものを作る

リアルクローズ:”今あるもの”で一番良いものを作る 

出典:講談社 「ランウェイで笑って」←大好きな漫画です。

モードはデザイナーが今までにない世界観や非現実的な考え方、世論を無視した自由な発想を服に落とし込んだものです。日常や現実がベースにないからこそ、一般人から見ると??になりますが、多分プロは服のデザイン、ショー全体の雰囲気やモデルの体系、人種、性別、また服の順番などからデザイナーがこめたコンセプトを読み取って将来のトレンドを作っていくんだと思います。

うーん。理解ができない笑

モードからトレンドになってリアルクローズ化した服

リアルクローズな服で今では一般的ですが昔の人からしたら(?!)な服って色々あります。

基本的にはリアルクローズな服はモードで作られたトレンドを一般受けするように改良された服が多いです。

例に挙げると

・中世では囚人や売春婦など卑しい身分の象徴だった縞模様(ストライプ・ボーダー)の服

・女性が履くなんて考えられなかったパンツ     

・靴下を履きながら靴下 

・農工夫の作業着だったジーンズ生地

など今では当たり前のように街で見る服も当たり前じゃない時代もありました。

最近ではユニセックスの考え方やジェンダーレスなど男性・女性問わず似合って着れる服などが一つトレンドになってきています。

トレンドやブームって発信源からインフルエンサー、そこから一般に広まっていきます。少し前ですがランウェイでトップレスの女性が増えて、それに呼応するようにハリウッドスターなどがほぼ見えている服を着てパパラッチに撮られて、世間的にも男女平等を訴えて上半身半裸の女性・男性がパレードするムーブメントが海外でありました。

いつかは「生まれた姿こそが最高のおしゃれ。裸を着よう」みたいなトレンドがパリで発表されて全裸で歩く人が街に出てくるかもしれませんね。

激しくリアルクローズ化希望です。