刑務所が舞台なのにスポ魂漫画を読んでいるような胸アツ漫画です。
無実の罪で難関不落の大刑務所に収監されてしまう主人公「リク」ですが、ある目的を達成するために不屈の精神で脱獄に挑みます。真面目と元気だけが取り柄のリクですがその人柄が周りの囚人達の希望となり様々な苦難を乗り越えていく爽快な漫画です。そんな『囚人リク』のおすすめポイントを紹介します!
・逆境に立ち向かう系の漫画が好きな人
・ドキドキ/ハラハラ好きな人
・男くさい友情系が好きな人
①舞台が刑務所の中だけなのに展開が様々で飽きない
まず囚人リクの漫画は全部で38巻あります。「脱獄」一本でよくここまで話を広げられるなと思いますが本当に最後まで中だるみせずに読み切れます。刑務所漫画だと喧嘩シーンが多い印象ですが囚人リクの場合はそこまで喧嘩一本というわけではありません。そもそも主人公のリク自体が子供なので囚人に喧嘩で勝つことはありません。やる気で粘り勝ちというケースはありますが。
主な流れとして①「仲間集め」⇒②「脱獄計画・実行」⇒③「黒幕登場」という流れですが、各キャラクターも特徴的でそれぞれにストーリーがあり読み応え十分です。気づいたら次の巻に手が伸びてしまいあっという間に38巻読み終えます。
②リアルな設定とファンタジー設定のバランスが良い
脱獄するにあたり、瞬間移動とか特殊能力的なものは一切なくかなり設定は現実的でネットフリックスのドラマ見てるみたいな感じもありつつ、敵キャラが結構ファンタジーなことが多いゆるさが好きです(笑)
シリアスな感じと、くすっと笑えるバランスがテンポよく登場してくる点もサクサク読めてしまう理由の一つかもしれません。
激写タッチな力強い絵なので敵の変態な感じも強く出ており、大味な感じが苦手な人には少し脂っこいかもしれませんが、そこはしっかりと話の芯があるからこそ脱線せずにいられるのかなという感じです。
巻数もあるので読み応え十分!新しい漫画を探している方はぜひ読んでみてください!