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何故人は生きるのか?を教えてくれる漫画

漫画のタイトルだけ見ると少し怖い印象をもつ人が多いかと思うけど、実際の内容はとても哲学的で当たり前のことだけど普段の生活の中では中々気づくことのできない気づきを与えてくれる漫画です。

おもしろポイント

・一度は自分の人生を捨てた人たちが何もルールのない環境に放たれると生きるために必死になるという矛盾。

・生活するための衣食住のサバイバル術を学べる。

なんで僕は生きているのか?私は生きているのか?そんなことを思って自分の命に自らさよならする人が年々増えています。仕事があって、家族もいて、空腹もなくて、そんな人でもさよならする人が増えています。

その理由が「幸せ・喜びを感じる能力が落ちてきている」とこの漫画では言っています。

今の世の中において「他の人に勝った方がえらい・すごい」という意識を洗脳レベルで生まれた時から教育されます。もちろん競争が新たな何かを生み出すエネルギーの大きな役割を担っていることはあります。

ただ、他人と比較するという意識が肥大化することで「自分なんて・・・」や「いじめ」など負のスパイラルが生まれます。

そうすると、映えやマウントなど他人と競争し勝つことでしか幸せを感じられなくなります。これがこの漫画で言う「幸せ・喜びを感じる能力が落ちてきている」です。

この「ここにきてそういったことは考えなくなった “何故生きるのか?”って」という主人公が話すセリフがとても印象的です。

この島に送り込まれるまで、この主人公も親からの期待、それに応えられない自分、他の人のようにできない自分に苦しみ、一度は命をあきらめようとしました。常に「何故自分は生きているんだろうか?」と思っていたようです。

でも、法律も常識も何もないこの島にきて喉が渇いたら必死に川を探し、空腹に耐えられなくなったら昆虫や野草を食べ、必死に生きようとする主人公と同じような境遇の仲間たち。

そして思います「今日、生きられて幸せだ」と。

さんまさんの言葉を借りると“生きているだけで丸儲け”です。

この島にきて生きているだけで幸せだと感じられるようになったこの漫画の登場キャラクターたちは幸せや喜びを感じる能力がかなり繊細になっているといえます。

私含め、快適に暮らしている現代の人からするとなかなか普通の生活を送ることに幸せを感じるということ自体が難しいのかもしれませんが、そういった気づきを与えてくれる素晴らしいこの漫画をご紹介させていただきました!