突然ですが「張形」という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
これは今でいうところの女性用バイブレーターです。江戸時代から多くの女性に愛用されていたという張形、人と性欲の関係性はいつになっても変わらないようです。
本コラムでは張形が江戸時代の女性たちにどのように使用されていたのかについて焦点を当て、当時の性事情を紐解いていきたいと思います。
目次
- 江戸の女性たちを魅了した“張形”とは?
- 様々な種類の張形
江戸の女性たちを魅了した“張形”とは?
もうまんまですね・・・笑 痛そう・・・
唐の国から大和朝廷への献上品として遣唐使が持ち込んだのがきっかけだそうです。元々は子孫繁栄を目的とした神具の一つだったが、時が経つにつれて女性用の自慰グッズとして利用され始める。高級品だと素材が鼈甲や水牛の角などでつくられたものもあり、お湯で温めた綿を空洞に詰めて人肌に温めて使用したりもしたそうです。(考えることは今とあまり変わりませんね笑)
様々な種類の張形
張形といっても形や用途も様々ございました。人の性への探求心はいつの時代も素晴らしいですね。一人で使用するものや二人で使用するものなど。
面白いものだと「肥後ずいき」というハス芋の茎を干してひも状にして巻き付けたものを使用する張形ですが、これは水分を吸収すると茎が膨張して膨らむことで快感を得られる仕組みになっているそうです。
大奥の女中たちにとってもこれらのアイテムは大人気でした。将軍に選ばれなかった女性たちは自らの欲求を解消するためにこれらのアイテムを四ツ目屋という業者からこっそりと購入して楽しんでいたそうです。
江戸時代というと昔々なイメージがありますが、ここらへんの欲求は今と変わらなそうで面白いですね。